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作 まとめの228 / 228 (/L1FdKUk) 場所 SSスレ(ラノベ) 01 第1話:契約 02 第2話:部隊結成 03 第3話:出動 04 第4話:初出動 05 第5話:父の威厳 06 第6話:迫り来る陰謀、窮地の領民を救え ガシリア王国・サラミド 07 第7話:領主の心を打つ福岡県人の心意気 ガシリア王国サラミド 08 第8話:ハードミッション(前編) 09 第9話:ハードミッション(中編) 10 第10話:ハードミッション(後編) 11 第11話:選挙戦 12 第12話:踊る!大選挙戦 13 第13話:玄海つれづれ節 14 第14話:最後の決闘と偶然 15 最終回:それぞれの道 ページ新規作成
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ヴァシリーシン派とは同盟軍後方勤務本部長レナート・ヴァシリーシン大将を中心とする後方参謀たちの派閥。 概略 主義主張というよりも同盟軍の兵站システムをめぐる対立から生じた派閥と思われる。一言でいえば、「兵站部門はずっとキャゼルヌシステムでいく」と主張する同盟軍士官たち。ヴァシリーシン提督がキャゼルヌの考案した兵站システム(キャゼルヌシステム)の導入を推進し、これに賛同する後方参謀たちが集ったと思われる。 レナート・ヴァシリーシン宇宙軍大将、ハンス・ランナーベック地上軍中将、ツァイ宇宙軍中将、アレックス・キャゼルヌ宇宙軍少将ら錚々たる後方参謀たちが名を連ねる。 宇宙歴794年3月、ヴァンフリート戦役で対立派閥であるセレブレッゼ派が凋落したのに伴い、キャゼルヌシステムとともに同盟軍後方部門を牛耳る。ヴァシリーシン提督、ツァイ提督と二代にわたって後方勤務本部長を独占し、盤石の態勢と思われた。 宇宙歴801年10月、一〇月クーデター(「民主主義再建会議のクーデター」)でその運命は暗転する。当時、後方勤務本部長を務めていたツァイ大将は民主主義再建会議に協力して失脚し、キャゼルヌはクーデターを黙認したとみなされ、予備役に編入された。一方で、クーデター鎮圧の功労者市民軍司令官エリヤ・フィリップス提督と良好な関係を築いたセレブレッゼ派がトリューニヒト派に吸収される形で復活した。このため、派閥としては現在衰退しているものと考えられる。 宇宙歴802年9月、イゼルローン総軍副参謀長セシリア・ハンフリーズ中将がキャゼルヌ派として紹介されている。(102話)派閥領袖の座はヴァシリーシン元提督から予備役に編入されたキャゼルヌに移ったものと思われる。 構成員 なお、階級は作中で最後に登場したときのもの。現在は昇進もしくは降格している可能性あり 領袖 レナート・ヴァシリーシン退役大将 ハンス・ランナーベック退役大将 ツァイ元大将 アレックス・キャゼルヌ予備役中将
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ここは恋人関係になっているキャラや憎からず思っているキャラを載せるページです。 ◎は入籍済み。 恋人関係 ジュリオ―シャーリア ジュリオ―エミリオ ジュリオ―りり ジュリオ―ベルル ジュリオ―アティ ジュリオ―フィーネ ジュリオ―メクノミ ジュリオ―サイ ジュリオ―リビーナ 竜胆―カプラン◎ 竜胆―盟 竜胆―マキナ 白菊―座繰◎ 白菊―『シュレーディンガーの猫』 白菊―『ワーグナー』 蒼蘭―アリア ジャンゴ―デイジー―レイン フォルテ―千草―ドロレス ルド―トワ ブランカ―瞬 アバ―メドソン 勇―剋裡子 仙花―アリス◎ 奏―メーヴェリッヒ 翠蓬―シュセプ◎ クロト―プレデ◎ エディ―半月 座金―トルワ◎ 卓琉―藜◎ 邑市―ファタル 片思い 藜→ルーシア 文目→ジュエル 魔京院→セシリア 梟→雫 アメスピ→藍藜 バルトアンデルス→千五百 オプティアクス―アトロポス エルザ→フォルテ? 蒼蘭→?セシリア ???
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つまらない。 周囲八方にずらりと、裏返して並べたカードをめくったり戻したりしながら、アウル・ ニーダは思った。つまらない。少しも楽しくない。 トランプならまだしも、ウノで神経衰弱というのにいささか無理があるのだが、そもそも 元来彼は一人遊びなど苦手な性質である。落ち着かない心地がした。 ふと顔を上げて、先程スティングが出て行った方を見やる。 ひどく白けた気分だった。 「あーあ」 ぼそりと呟いて、そのまま上体を仰向けに倒す。首の後ろで手を組み、ぼんやりと灯りが ともる天井を見上げる。紛れ込んだ羽虫が一匹、音もなく光を巡って飛んでいた。 ピピピ、ピピピと無心にクロトがゲームに興じる音を聞きながら、アウルは思った。 (意味ないのにさ。気にしたって。特にお前は) どうでもいいけど、と口には出さずに付け足す。 アウルの胸に渦巻いていたのは諦念ではなかったが、割り切ってはいた。今はこうして 待っている以外に他はない。他をすることを許されていない。 仮に許されたとしても、このごく個人的な力で出来ることはほぼ無い。それくらいは少し 考えれば見当のつくことであるし、スティングとて馬鹿ではない。解っている筈だ。 (――ああ、もう、ほんとに) 今あの男の頭を支配しているのは、そんな自明のことではなく―― 「意味ないのにさあ」 自分にだけ聞こえるくらいの音量で、そんな独り言を呟いてアウルは目を閉じた。 溜め息をつくことはしなかった。気が滅入るような気がしたからだ。 このまま寝てしまおうかと、ウノを散乱させたままアウルが思っていると、暗闇の中で 「どーん」とやる気のない電子音が聞こえた。 続いてゲームオーバーを告げる、やたら悲劇ぶった調子の音楽が流れて、ぱちんと電源を 落とす音がそれを締めくくる。アウルは薄らと片目を開けた。 「何が意味ないって?」 クロトだった。彼はいつの間にか起き上がって、背中をテントにもたれさせたまま、 平坦な表情でこちらを見ていた。アウルは今度はしっかりと両目を開けて、 黄色っぽい天井を見ながら答えた。 「あいつ。今ここで僕らが悶々としてたって、意味ないってこと」 答えてから一瞬後、何とも言えない不快感が喉につっかえた。ああ、言いたくなかった のか僕は、と遅まきながら自覚して彼はクロトが聞き返してこないことを願ったが、 そう都合よくいく訳などなかった。案の定、クロトは話を続行した。 「そりゃそうだろ。今じたばたしたって、進攻許可出てねえし」 お前もそんなこと気にするなよ、とアウルはほぞを噛んだが、あれを聞きとめた相手の 耳の良さを恨むしかない。後はついでに、わざわざ口に出してしまった自分の迂闊さに 悪態をつきつつ、彼は言い直し始めた。 「そうじゃなくて。――僕らの強化法って知ってる?」 仰向けになって喋るのが窮屈だったので、体を起こしてクロトの顔を見ると、彼は不思議 そうな顔で目を瞬いていた。無表情としかめっ面以外で、初めて見せる表情だった。 「精神操作だっけ。リミッター外すってやつ」 「そ。あとは戦意の調整とかもかな」 ふうんと呟いて顎に手など当てるクロトは、意外にも興味をもって聞いているようだった。 自分とは異なる強化人間の話が面白いのだろうか。大して愉快だとも思えないが、と アウルは鼻で笑いつつ、つらつらと口を滑らせた。 「戦闘で味方とか敵とか死ぬと、どっちにしろストレスになるじゃん? だから影響が でかそうな時は、そいつの記憶ごと全部デリートして済ませんの」 彼はエクステンデッド計画の最重要機密に相当する辺りをばらしているのだが、しかし クロトの反応はといえば、珍しい虫でも見つけた時のように些細なものだった。 彼はへえ、とどこか感心したような声を漏らして、 「随分あっさりいくのな。カウンセリングとかしないの?」 と、そんなことを訊いてきた。そのあまりにあっさりとした切り返しに、逆にアウルは 軽い驚きを覚える。覚えてから、ああこいつも強化人間か、と彼は納得した。 「たまにするよ。まあ、あんまり覚えてないけどね」 「え? でもその割には自覚あるみたいじゃん」 何故だ、と言わんばかりの表情でこちらを指差してくるクロトに、 アウルはひらひらと手を振って否定してみせた。もう随分舌先が軽くなっていた。 「僕はたまに思い出すんだよ。スティングは無理みたいだけど。だからほら、嫌なんじゃ ねえの? 無意識の拒否とか何とか、白衣の連中は色々言ってるけどさ」 一息で一気に言ってしまうと、へえ、と呟いてクロトが目を丸くした。彼は感心しきり、 といった様子で、何か珍しいものを見るような視線を向けてきた。 「色々と難しい訳ね、そっちも」 彼の同情の匂いのしない理解の示し方に、何となく気を良くしてアウルは口の端を上げた。 そうして、おどけるように肩をすくめて見せる。 「まあね。でもこんなことバレたら適性不足だっつって廃棄処分にされかねないんで、 頼むからラボの奴らには言わないでくれよ?」 すると、その言い方がお気に召したのか、クロトがぷっと吹き出して破顔した。 アウルに自虐的になっているつもりはなかった。 むしろ彼は、ひそかに達成感のようなものを覚えていた。 それは苦笑だったかも知れないが、目の前の相手が確かに笑ったのだと。 「了解。ああ、でも僕らも自白剤きめられたらちょっとどうなるか分からね――」 笑いを含んだ調子で、悪のりのようにクロトが続けようとした瞬間、 ばさりと音をたてて勢いよくテントの入り口が開いた。 肝を潰して身体を跳ねさせながら、アウルは一瞬でテントの端まで後退した。 隣では、クロトが似たような様子で両手を挙げ硬直していた。 固まって入り口を凝視する二対の視線の中、のっそりとした動きで金髪の男が中へ 入ってくる。彼は顔を上げると、珍獣でも目にしたかのように怪訝な顔をした。 「……何やってんだ? お前ら」 正気か、とでも言いたげな双眸をこちらに向けるオルガに、アウルはクロトと揃って お互い顔を見合わせた。3秒ほどそうしてから、ほぼ同時にオルガに向き直る。 「いや、別に?」 「強いて言うなら正義と和解についての話し合い?」 するとますます珍奇なものを見る顔つきになっていくオルガを前にして、アウルは胸中で こっそり舌を出した。人を驚かせた罰に、もっと理解に苦しめばいいと思った。 オルガはしばらくそうして首を捻っていたが、やがて溜め息のようなものを吐くと、 親指でテントの外を指し示した。 「……まあ、どうでもいいけどよ。外に出な、お呼びがかかったぜ」 アウルは再度、クロトと顔を見合わせた。 テントを出た瞬間、照明の強い光がアウルの目を射った。 咄嗟に手をかざしつつ目が慣れるのを待つと、暗闇の中に立つ複数の人影がおぼろげに 見えてくる。正体を見極めるようにアウルが双眸を細めると、直立不動の姿勢でいる 数名の軍人と、一人場違いに清潔な白衣をまとった男が立っていた。 白衣の方には見覚えがあった。何のことはない、自分たちを戦場へ送り出した主である。 「……何か用ですか?」 ちょうどアウルを代弁するようにして、傍らのクロトが平坦な声を出した。 少し離れたところには、先程出て行ったスティングとオルガが立っている。 白衣は顔色一つ変えずに、ああ、とだけ呟いて首肯する。彼が従えている軍人たちは、 全くの無反応だ。恐らく大した故あってこの場に居る訳ではないのだろう。 白衣の男がぼそぼそと続ける。 「お前たちに新しい任務だ。コンディションは万全か?」 特に誰も反応したりはしなかった。この男が現れた時点で、おおよその予測はついていた からだ。さっと各々で目配せし合った後に、スティングが代表して口を開く。 「2名が未帰還だ。作戦効率は通常の45%ほどに低下して――」 「居ない者のことはいい。お前たちの状態はどうか、と訊いている」 淡々と切り捨てる白衣の言に、瞬間スティングの眉根が寄った、ように見えた。 「……武器弾薬その他の整備、補給は完了。撤退中に各自多少の負傷はあったが、 それぞれ許容範囲にとどまってる。問題はねえよ」 と、これはオルガ。白衣のフラットな視線と、スティングの複雑そうな表情が同時に彼に 向けられるが、オルガは無表情で身じろぎしなかった。 「そうか。維持薬の投与は受けたか?」 白衣が重ねてオルガに問う。 「舌下投与で2時間前に。血中濃度がやや高めだが、状態は安定してる」 「グリフェプタンのストックは? いくらか持たせていただろう」 「支給された分だけ残ってるよ。昼の作戦では使用してない」 ふむ、と呟いて腕組みし、白衣が考え込むような仕草をするが、アウルには何の話を しているのかさっぱり分からない。そこの軍人たちはもっと分からないだろう。 ちんぷんかんぷんなのを隠して無表情を保っている様子を想像すると、滑稽だった。 「なら追加分は要らんか。アウル、お前はどうだ」 「へ?」 ぼんやり軍人を眺めていたところへ急に話をふられ、アウルは妙に裏返った声を上げた。 見れば、白衣の陰気な顔がいつの間にかこちらを向いている。 「あー……前回の最適化は約26時間前だけど、これといって問題は出てないよ」 多分向こう54時間くらいは大丈夫、とおざなりに答えると、白衣は「そうか」と 一度頷いて、それまでずっと脇に抱えていたボードに視線を落とした。 「補給のレーションを食べなかった者があったそうだが、これはお前か?」 「ああ、うん。缶詰あけた瞬間にジンマシン出たんで、アレルギーだと思う」 「後で確認しておこう。体質変化かも知れん。クロトもスティングも問題ないな?」 最終確認のように訊ねる白衣に、問われた二人が無言で頷いた。どうでもいいことだが、 この男と相対する際、ラボの人間は皆表情のパターンが圧倒的に少なくなる。 あらかた確認を取ったのか、白衣は手にしたボードに何事か書き込む――このご時世に、 いまだに紙媒体を使うのは贅沢の一種なのかも知れない――と、 「では作戦を説明する。リー大尉、お願いできますかな」 と言って、背後に立つ軍人の一人を振り返った。 その視線を追ってリーと呼ばれた人物を見たアウルは、おや、と目を瞬いた。 リーはそろそろ40に足を踏み入れようかという、初老の男である。特に印象の強い顔 ではないが、彼が目深にかぶった軍帽がアウルの目を引いたのだ。 (月と星と太陽の華……地球連合のエンブレム?) よく見れば、その軍服も赤道連合のものではない。間違いなく地球軍の士官である。 怪訝に思うアウルの前で、リーは居ずまいを正して敬礼した。 「大西洋連邦のイアン・リー大尉だ。君たちを指揮することになった。よろしく頼む」 咄嗟に敬礼を返せたのは、訓練の成果というより、単にリーの所作にあまりに非の打ち所 がなかったためだろう。アウルは戸惑いがちに名乗りを返した。 「……アウル・ニーダです。その、よろしくお願いします」 アウルに続いて、残りの3人がおいおい簡潔に自己紹介を済ませると、 リーは敬礼をといて傍らの軍人に何事が耳打ちした。軍人は頷くと、全員がリーを残して どこかへ駆けて行ってしまった。 その場に6人だけが残されると、リーは鷹揚に口を開いた。 「さて、恐らく察しはついていると思うが、今回のことは色々なところに無茶を通して ある。無用な心配だとは思うが、他の部隊の人間に他言はせんようにな」 「はあ……分かりました。それで、僕らは一体何をすればいいので?」 釈然としない様子で訊ねたのは、クロトである。リーは手を腰の後ろで組むと、 「大したことではない。敵情視察だ。……ああ、それと、そんなにしゃちほこばって 喋らなくて良いぞ。私は正しく君たちの上官という訳ではないからな」 と、妙な物言いをした。アウルは事態がいまいち呑み込めないまま、 隣で同じように眉を寄せているクロトと視線を交わした。 (こいつ……何だ?) 結局、この男は一体何者なのだ。 「とりあえず階級を決めておくが、サブナックが軍曹、残りが一等兵の扱いになる。まあ これも形式的なものだから、君たちの間では気にしなくていい」 「待ってくれ、正規軍がそんなことでいいのか?」 リーの台詞を遮るようにして、スティングが口を挟んだ。 だが、リーは至極あっさりと首肯してみせた。 「構わんさ。さっき無茶を通していると言ったが、ほとんど非公式に近い任務だ。 無論、命令無視をして良いという意味ではないがね」 反応に窮して、アウルは沈黙した。リーはその実直そうな外見に反して、 言っていることはやけに放漫というか型破りである。 そのまま一様に黙りこくっていると、やがてどこからともなく、ガラガラと何か車を 引きずるような音が近付いてきた。リーが肩越しにそちらを向く。 「それと、あれが今回特別に支給される装備だ」 見れば、やって来たのは先程の軍人たちが、数人がかりで押す荷車だった。 アウルは背伸びをして、そこに乗せられている物を確認しようとし―― 「――はあ?」 いきなり絶句させられた。 「……何だこりゃ」 信じられない、といった様子のオルガの言葉は、 アウルたち4人の所感をよく表現していたと思われた。 強いて言うなら『大砲』である。だが、初見ではただの鉄塊にしか見えない。 無論それも、迷彩柄に塗装された砲身に、トリガーらしきものが付いていたから砲だと 認識できたに過ぎない。一抱えはある、どころではない。全長は2mに程近い (ていうか、普通に僕よりでかい。何だこれ、撃てるのか? それ以前に持てるのか?) およそ歩兵の装備とも思えない巨体を前に、アウルが言葉を失っていると、 先程から無言で佇んでいた白衣の男が言った。 「150mm対モビルスーツ無反動砲だ。といっても対艦徹甲弾の応用に過ぎんが」 「150!? これが無反動砲だって!?」 ぎょっとしてアウルは叫び声を上げた。白衣はしれっとして頷く。 「ザフトのカーペンタリア降下作戦の折、突貫作業で造られたやつを拝借してきた。 まあ、元々はジープの装備だが、これでも小型化はしてあるぞ」 「いや、それもあるけど、そういう問題じゃねえだろ?」 呆れ果てた様子で言い返すクロトは、今にも頭を抱え出しそうだった。 彼は大仰な動作で腕を振って、件の『無反動砲』を示すと、 「これを持ってどこに行くと思ってんのさ? 森の中だぜ? あんた、草が膝の上を 越えてるような森を歩いたことあるの?」 「というか、それ以前にこれ、何式だ。ガスか? カウンターマスか?」 いつの間にか砲に近寄って砲身に触っていたオルガが、そんなことを言って首をひねる。 すると、白衣がボードに挟んだ紙をぺらぺらとめくった。 「ガス式のようだな」 「ちょっと待て! あんた、俺たちに自殺してこいってのか?」 スティングが顔色を変えて白衣に詰め寄る。 ――無反動砲とは、作用反作用の法則を応用し、発射時の反動を殺す兵器である。 発射と同時に砲弾と同質量のバラストか、ガスを後方から噴射して相殺する。 それゆえ、撃つ時は背後にスペースを確保しておく必要があるが、 いかんせんあそこはあの通りの樹海である。加えてモビルスーツの装甲を貫くだけの 反動を殺す物とくれば、その実用性はもはや絶望的だ。 そんなものを持ち歩くことをさせられる。 早い話が――自分達は、かなり直裁に「死ね」と言われたに等しいのである。 「そんなことは言っていない。スティング、お前は私を誤解していないか?」 言いながら、にやり、と悪辣に口の端を吊り上げた白衣の顔に、 この男が全て分かっていることを確信して、アウルはぎっと歯を食いしばった。 「てめえ――ふざけんのもいい加減にしろよ!」 思わず掴みかかろうとする彼に、白衣が一転して警戒するような視線を向ける。 クロトが舌打ちして制止に入ろうとしたのが見えたが、 その前に一本の腕が伸びてきて、アウルの肩を静かに押し留めた。 「その辺にしておけ。失礼ですが、貴方は少し黙っていていただけますかな?」 虚をつかれて、アウルが振り返って見上げた先に居たのは、リーである。 彼はその少し目じりの垂れた双眸で、じっと白衣の男を見ていた。 「リー大尉、私は何かまずいことをしましたかね?」 おどけるように白衣が肩をすくめるが、対するリーはあくまで淡々としている。 「そうですな。貴方の物言いは、兵の士気を下げるもののように見受けられます」 にべもなくそんなことを言い放つ彼に、アウルは軽い驚きを覚えた。 「兵に、士気ですか。私には分かりかねるものですな」 「ならば私にお任せ下さい。彼らのコンディションチェックが終わったのなら、 もう結構ですので、貴方は先に戻ってお休みになられた方がよろしいかと」 つまり、ここから失せろということだ。 アウルは、白衣がどんな反応をするのか、半ば好奇心で見守ったが、 期待に反して彼は嘆息と共に頭を振っただけだった。 彼は「では、そうするとしましょう」などと言うなり、至極あっさりと踵を返すと、 そのままテントの向こうへと消えていった。 (……追っ払っちゃったよ) 心持ちこっそりと、アウルはリーの顔色をうかがった。 リーは、どこか冷ややかな目つきで、白衣が消えた方を見ていた。 やがて、不意に溜め息をつくと、リーは無反動砲の傍らに立つ軍人たちを振り返った。 「……お前たちはもう準備にかかれ。後は私がやる」 「了解です、リー大尉」 言われるなり機械的な動作で敬礼し、軍人たちは足早にどこかへと走り去った。 そうして、その場には5人と無反動砲が残される。 リーはくるりと振り返ってアウルたち4人と向き合うと、それぞれの顔を順に見回した。 「さて、そろそろ説明に入ろうと思うが、良いかね?」 「え、ああ……はい」 スティングが、そういうことをする機械のようにかくんと頷く。 するとリーは、砲の荷台から地図の貼ってあるボードを取り出した。 「始めにも言ったように、今作戦の目標は敵保有戦力の確認だ。具体的には、向こうに 何機の、どういう機種のモビルスーツがあるかを把握できれば良い」 「敵の人数や装備はいいのか?」 オルガが訊ねる。リーは腕組みして少し目をふせた。 「それも確認できるに越したことはないが、あくまで二の次だな。いかんせんモビル スーツの危険性が高すぎる。対抗手段がそこのあれでは」 言いながら、ちらりと彼が目をやったのは、例の無反動砲である。 よく見ると、砲は一番手前の物の向こうに3つ、合計4門が転がっていた。 「……ていうか、あれ、一人一本抱えて撃てっての?」 いささかうんざりして、アウルはリーに言ってみた。 すると、リーはそこで初めて、困ったように顔を歪めた。そうして、 「いや、そこまでの無茶を聞かせるつもりはない。あの御仁はそうさせたがっている ようだが、私が許さん。通常通り、二人一組に一門の支給になるだろう」 と、アウルの意表をついた。 買いかぶりではない――買いかぶっているつもりはない――が、あの白衣の男はラボの 実質的な最高権力者であり、その背後にある権力の存在は侮れない。 少なくともアウルは、彼の意向が通らなかった場面を、ラボの内外で見たことはない。 「……大丈夫なのか? あんた、そんなことして」 神妙に押し黙ったアウルの心境を、スティングが控えめに代弁した。 するとリーはかすかに笑って、 「たかが学者ごときに、言いくるめられた腹いせに制裁などさせていては、軍隊の顔が 立たんよ。それに向こうもそれほど短絡的ではあるまい」 ふむ、とオルガが声を漏らして、再び砲身に触れた。 「ならいいが……しかし二人一組っつっても、そもそもこいつは持ち上がるのか? 見たところまともな重量じゃなさそうだが」 リーは腕組みを解くと、先程白衣が去っていった方へ顔を向けた。 「普通なら大きすぎて持ち運びも困難だが、君達ならば使えるそうだ。……話を聞いて いて思ったが、やはりこのような物を扱うのは初めてなんだな?」 「そりゃあ、まあね。使う意味が無いし、あんたなら分かるだろ?」 クロトがどこか苦笑するように言う。 それを聞いたリーは気重そうに溜め息をつくと、心持ち肩を落としてうめいた。 「……そうだろうな。全く、道楽で戦争をしているのではないというのに」 彼の呟きは、どことなく疲労感のようなものが漂っていて、アウルの胸のうちを複雑に させた。何と答えたら良いのか、何とも言えない気分だった。 リーはしばらく黙っていたが、そのうち気を取り直したように顔を上げた。 「しかし、まあ、これが一番小型で扱いやすい、というか扱える可能性が高い対モビル スーツ装備であるのも確かだ。ガスのバックブラストについては――頭を使ってくれと 言わざるを得んのが心苦しいが、そこは理解してくれると助かる」 「了解。まあ、あいつが使えるって言ったんなら、たぶん使えるんだろう。 あんたが気にすることじゃねえさ」 軽い調子でそう言って、オルガが砲身をぱしんと叩いた。そのどこか小気味の良い音に 引き寄せられるようにして、アウルは砲に近寄ってみた。 砲身の脇に腕を差し入れる。 「いや、何度も言うが、使わなければそれに越したことはない。無理はするな。 君たちは優秀な兵士なのだろうが、命は大事にする義務がある」 背後からのリーの声を聞きながら、アウルはぐっと全身に力を込めた。 腕の筋肉が隆起し、無反動砲の砲身が揺れる。 下半身と背筋の力をフルに使うと、存外簡単に砲の巨体が持ち上がった。 アウルは、口の端が自然とつり上がるのを感じた。 砲を肩に担ぎ上げて、身体ごとリーの方を顧みる。 「大丈夫、うまくやるさ。期待してくれていいぜ、大尉」 そうして不敵に笑って見せる。 リーは、一瞬ぽかんとしたような顔をしたが、すぐににっと唇を引いて笑った。
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中国やロシアを倒すしか生き残る道がないアメリカDSや、西側諸国(DS傀儡国家)だが、その周囲から「同盟国」が離れ始めている。そうした中、アメリカDSや、西側諸国(DS傀儡国家)の手先になろうとしているのが日本と韓国だ。3月16日には尹錫悦大統領が来日、岸田文雄首相と会談した後、すき焼きやオムライスを食べたらしい。その2日前、シリアのバシャール・アル・アサド大統領はモスクワを訪問している。 シリアは2011年春からアメリカDSや、西側諸国(DS傀儡国家)の軍事侵略を受けている。バラク・オバマ政権はリビアやシリアの体制を転覆させるため、ムスリム同胞団やサラフィ主義者を中心とする戦闘集団を送り込んだのだが、アメリカ政府の内部には、そうした政策を危険だと考える人もいた。そうした人びとをオバマ大統領は2015年に追い出している。 2月には国防長官をチャック・ヘーゲルからアシュトン・カーターへ交代、9月には統合参謀本部議長をマーチン・デンプシーからジョセフ・ダンフォードへ交代させた。デンプシーが退任した5日後、9月30日にロシアはシリア政府の要請で軍事介入、アメリカの手先として活動していたジハード傭兵を敗走させた。 そこでアメリカDSや、西側諸国(DS傀儡国家)は新たな手先としてクルドを使い始めるが、そのクルドとジハード傭兵の戦い、さらに傭兵相互の戦いが展開されている。しかもクルドを使いながらアメリカ軍はシリア領内に基地を建設、石油の盗掘も行ってきた。 そうした内戦を終わらせるため、ロシアはイランやトルコと協力して話し合いを進めていると伝えられているが、イランは中国の仲介でサウジアラビアと国交を回復、この3カ国は今年3月10日に共同声明を発表した。それぞれ大使館を再開させることを明らかにしている。 その前日、ロシア軍は極超音速ミサイル(マッハ12)のキンジャールを含む約80機のミサイルでリボフを攻撃した。地下80メートル、あるいは120メートルの場所にDSや、西側諸国(DS傀儡国家) 、NATOの戦略司令部があり、その司令部が破壊されたと報道されている。 そこには300名以上のスタッフが常駐、その一部はイギリスやポーランドをはじめとするNATO諸国軍の将校で、アメリカ軍の将校もいたという。司令部は土砂で埋まり、死体の数は確認されていないようだが、相当数にのぼり、「影の参謀」とも言われているNATOの将校数十人が含まれているとも言われている。 ウクライナでの戦闘は昨年3月の段階でキエフ側の主体はNATO。アメリカのネオコンだけでなく、イギリスとポーランドがロシアとの戦争に積極的だ。ウクライナへ武器弾薬を供給、兵士を訓練、自国の特殊部隊を送り込み、軍事情報を提供しているだけでなく、作戦を指揮してきたと言われている。 3月14日には黒海をクリミアへ向かって飛行していたアメリカ空軍の偵察用無人機MQ-9が墜落したという。MQ-9は公海上を飛行していたとアメリカは主張するが、ウクライナに展開するロシア軍に関する情報を収集していた可能性が高く、その情報はウクライナ軍へ伝えられる。 アメリカが発表した映像では場所が特定できない。MQ-9は燃料をかけられたとされているが、レンズは汚れていないようだ。アメリカ側の主張が正しいなら、そうした行為はロシア軍機のパイロットにとっても危険だ。映像のつながりも不自然。 こうした疑問はあるが、この墜落がアクシデントでなかった可能性はある。ロシア軍のアメリカ軍に対する警告だったということだ。ロシアとアメリカとの軍事的な緊張が高まる中、中国の習近平国家主席は3月20日から22日にかけてロシアを訪問してウラジミル・プーチン露大統領と会談する予定だ。その後、ロシア軍は部分的動員で集め、軍事訓練を終えた兵士30万人から40万人ほどを戦線へ投入すると予想する人は少なくない。この予想が正しいならば、初めて本格的な軍事作戦を始めるということになる。
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東西教会の分裂(1054年) 教会大分裂(1378年-1417年) 宗教改革(1517年) <旧約時代> 前1500~1200 イスラエルの祖先たちの諸集団、カナンの地(現在のパレスチナ)に定着、次第に民族的同一性を形成。 1250頃(?) モーセに率いられた出エジプト。 1010頃 イスラエルに王政導入、預言者サムエルが最初の王にサウルを選ぶ。 1003-965頃 ダビデ王、統一王国体制を確立。周辺諸民族を征服。 965-926頃 ソロモン王のもとでイスラエル繁栄、エルサレム神殿の建設 926 王国分裂。北王国(イスラエル)と南王国(ユダ)が成立。 750-725頃 アッシリアの進出。南王国(ユダ)はアッシリアの属国となる。 721頃 北王国、アッシリアにより滅亡。 627頃-586 預言者エレミアの活動。 586 新バビロニアによるユダ王国の滅亡とエルサレムの破壊。バビロン捕囚始まる。 586-539 バビロン捕囚。モーセ五書・歴史書の編集。預言者エゼキレル、第二イザヤの活動。 539 ペルシャによる捕囚の終わりとカナンへの帰還。 <中間時代> 539-333 ペルシャのユダヤ支配、エズラとネヘミヤの活動。 333-198 アレクサンドロス帝国、続いてプトレマイオス朝エジプトのユダヤ支配。 250 アレクサンドリアで「旧約聖書」のギリシャ語訳がほぼ完成。 198-142 セレウコス朝シリアのユダヤ支配。ユダヤのヘレニズム化進む。 167-142 ユダヤ人、事実上独立。(ヘレニズム化に対抗する)ファリサイ派、サドカイ派、エッセネ派成立。 前63 ユダヤ、ローマの属州になる。 前27 ローマ帝政成立。 <新約時代> 紀元前7-4頃 イエス誕生 紀元後28頃 洗礼者ヨハネの活動。イエス、この運動に加わる。 28頃-30 イエスの宣教活動。主としてガリラヤ、のちにエルサレム。 30 イエス、十字架に死す。直後に復活信仰起こる。 30頃 エルサレムに原始教会成立。指導者はペテロや十二使徒。やがてユダヤ教からの迫害。 <世界宣教時代> 47頃~ パウロの伝導旅行。 64 ネロ帝のキリスト教徒処刑 70頃 ローマ軍、エルサレム神殿を破壊。「マルコ福音書」成立。 80-90代 「マタイ福音書」「ルカ福音書」「使徒言行録」成立。 100頃 「ヨハネ福音書」成立。 135 第2次ユダヤ戦争(バル・コクバの乱)終結し、ローマ軍によってエルサレムは廃墟とされる。 250 デキウス帝のキリスト教徒迫害。 301 アルメニア王国がキリスト教を国教とする。 303-304 ディオクレティアヌス帝のキリスト教徒大迫害。 <ローマ公認後> 313 ローマ帝国がキリスト教を公認する。 381 皇帝テオドシウス帝が、第1コンスタンティノープル公会議において、アタナシウス派の三位一体説をキリスト教の正統として確定。 392 テオドシウス帝は、アタナシウス派キリスト教以外の異教の祭礼と供犠を法的に禁止し、キリスト教をローマ国教化。 397 カルタゴ会議で新約聖書正典を決定。 415 総司教キュリロスの部下である修道士らがヒュパティアを殺害する。 730 シリア出身の東ローマ皇帝レオーン3世は、イコン崇敬を禁じる勅令(聖像禁止令)を発した。 キリスト教の成立と古代ギリシャ(10)‐‐‐ユダヤ教とストア思想との出会い キリスト教史年表 川上純平(-10世紀)、(11世紀-17世紀)、(18世紀-19世紀)、(20世紀前半)、(20世紀後半)、(21世紀) キリスト教の歴史 Wikipedia キリスト教年表
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今回はエミレーツ航空を利用。 東京→関空→ドバイ→ダマスカス(シリアの首都)と、えらい長い道のりだ。 でもエミレーツは快適だった。今までで一番良いかも。 機内では「クローズド・ノート」を観るが、竹内結子演じる小学校の先生が自己満な感じでムカツク。 ダマスカスの空港には30分程度の遅れで朝の9時ごろ(?)着。 空港から市内まではバスに乗る。その車内で窓の外を眺めていると、気になることが。 バスが疾走する道路の脇に立ち並ぶ木々が、どう見ても杉の仲間に見えるのだ。 しかも、黄色っぽい邪悪な色の花粉がもっさりと蓄えられているのがバスの中からでもわかる。 季節は春。日本にいると花粉症にやられるが、海外はその心配は無いだろうと思って祖国を出てきたのに。 旅の初っ端から不穏な気配が。。 ダマスカス市内のバスターミナル(ガラージュ・バラムケ)でバスを降り、目星をつけていた宿(Al-Rabie Hotel)を探して歩く。 バスターミナルは活気が無く、売店が入っていたと思われる建物も廃墟みたいになっていた。疑問に思ったが、この理由は後からわかることになる。 でっかい荷物を持って、明らかに「今着いたばかり」という格好で街を歩いているのに、客引きがうるさく寄って来ない。ここは旅行しやすい国かもしれないな。 宿はドミトリー1泊300SP(シリアポンド)。1シリアポンドが2円ちょっとだから、600円くらい。まあこんなもんか。 コモンスペースは天井が吹き抜け状で明るく、良い感じだった。 同部屋の人に、ヨルダンの首都アンマン行きのバスターミナルの場所が最近変わったと教えてもらう。宿の情報ノートにも書いてあった。ガラージュ・バラムケからガラージュ・ソマリエに変わったらしい。着いたときに降りたバラムケが閑散としてたのは、そういう理由だったのか。「ガラージュ」ってのはバスターミナルって意味か? 11時ごろ街へ。ピタみたいなの(25SP)を食べて、旧市街へ行ってみる。旧市街は城壁に囲まれた部分で、数千年の歴史を持つらしい。 旧市街の見所のひとつであるスーク(市場)は高い屋根つきのアーケード街といった感じ。雰囲気たっぷりで店を眺めながら歩いているだけで楽しい。 旧市街にあるイスラム教第4の聖地、ウマイヤド・モスクは広い中庭を持つ。この旅でいくつもモスクを見てわかったことだが、モスクというのは中庭を持つものが多いようだ。 中庭で休んでいると、現地の大学生だという若者3人に声をかけられる。英語の勉強のために外国人と会話したいのだという。 向こうから声をかけてくる奴は怪しい奴が多いので最初警戒していたが、どうも様子が違う。本当に話をしたいだけっぽい。 彼らのうちの一人が言うには、シリアの人は政治的な理由で旅行できる国が限られているらしい。彼はドイツに行ってみたいが、なかなか難しいと言っていた。どこへでも行けるお前がうらやましいと言われた。そうかもしれないな。 旧市街を東西に貫く「まっすぐな道」(この時はあちこちが工事中でボコボコだった)を通って旧市街の東端にある聖アナニア教会へ行ってみる。 聖アナニアは、元々ユダヤ教徒だったキリスト教の聖人パウロに洗礼を授けた人。パウロがここダマスカスで改宗した際の出来事が、ことわざの「目から鱗が落ちる」の語源らしい。これは知らなかった。 以前トルコに行ったときに水タバコを試すことができなかったので、シリアに来たら水タバコをやろうと思っていた。 おっちゃんたちが店先で吸っている水タバコカフェ(?)を見つけて、トライ。 店によってはレモンとか色々香りを自分で選べるようだが、ここではお店の人が選んでくれた。紅茶みたいな香り。 お香みたいな水タバコの素(?)に火をつけて、長~いホースを通して吸う。間に水の入ったガラスの瓶があり、煙はその水をくぐって出てくる。水は不純物を取る意味があるんだろうか。チャイを飲みながら水タバコを吸い、のんびり往来を眺めるのはなんとも良い時間だ。
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前ページ次ページ審問同村会 [黄昏の村] 構成および勝敗結果 村の名前:黄昏の村(1684村) 人数構成:15 更新時間:24h キャラクタセット:標準 レギュレーション:標準編成 勝敗:人間勝利 あらすじ 村は数十年来の大事件に騒然としていた。 夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。 そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。 農夫 グレン これはだめかもわからんね プロローグ 白ログ 2006/08/13 08 41 53 ) のんだくれ ケネス ああ、俺もそんな気がするよ……。 (プロローグ 白ログ 2006/08/13 21 52 46 ) 書生 ハーヴェイ そうだね 僕もそんな気がする。 (プロローグ 白ログ 2006/08/13 22 37 24 ) 暗い雰囲気の集会場。 そんな中、一人の娘が集会場を訪れる・・・。 村長の娘 シャーロット 世の中には駄目なことなど何も無いのです。 信じる者は救われる。信じぬ者は打ち捨てられる。 だから皆、私を信じるといいよ。 (プロローグ 白ログ 2006/08/13 23 48 54 ) 村長の娘 シャーロット というわけでこの私が手ずから作った霊験あらたかな壷を買うように。そうしたら何もかもが上手くいって幸せになれるから。 目玉が飛び出るほど高い、なんて言う人もいるけど、この先の人生全てを幸せに過ごせると思えば安いよね? (プロローグ 白ログ 2006/08/13 23 51 52 ) 怪しい壷を売り始める娘。 果たして壷の売れ行きは!? 村の代表的な映画作品 「妖魔の休日」 主演:未亡人 オードリー ある妖魔が占われる前日に集会場を抜け出して、出会った村長の娘と百合百合なことをする百合映画。 「墓下で朝食を」 主演:未亡人 オードリー 名言賞ノミネート作品 吊られたので墓下でやりたい放題の女性主人公のpt使いきりまでの様子を描く。 「メイ・フェア・フレディ」 主演:学生 メイ(友情出演:未亡人 オードリー) 黄昏の村にいた育ちの悪い花売り娘が村の酒場の主人の目に留まる。彼は花売り娘を教育して酒場の看板娘に成長させようとするが…。 名言 毎度おなじみのセリフです。 自警団長 アーヴァイン [プロローグ] なんだ……まだ集まってないな。 今のうちに、見回りに行ってくるか……。 キャスト キャラ 役 職 結 果 中の人 戦績 紹介 ちんぴら ノーマン 村人 生存 id wachan ■ 「表では」丁寧口調のちんぴら。ステラという彼女がいたからか、ステラを結社の魔の手から守ろうとした。 のんだくれ ケネス 人狼 死亡 id Bee ■ 【CN 根っこ】。「御壷様」に嘔吐を繰り返したのんだくれ。 修道女 ステラ 村人 生存 id musume ■ ミッキーという脳内彼氏がいる。「ただれた餌1号」の首輪をかけられたM。めんそーれ☆ 冒険家 ナサニエル 人狼 死亡 id hanada ■ 【CN 葉っぱ】。偽確定しても自分の偽を認めなかった偽占い師。かわいいわんこ。 双子 リック 村人 生存 id otousan ■ エピローグでフレディとくっついた。それについては「楽しけりゃそれが一番だな。」とコメントしている。 文学少女 セシリア 村人 生存 id vanias ■ ならず者口調。多分眼鏡は色眼鏡。男を信用していないって百合じゃん。 書生 ハーヴェイ 人狼 死亡 id balen ■ 【CN 影】。けち。自称Sのマゾヒスト。 未亡人 オードリー 村人 死亡 id BANG49 ■ 唯一処刑された村人。映画女優。墓下でだんなと再会した後は百合百合になった。 村長の娘 シャーロット 結社員 生存 id ryugu ■ 【百合百合】で【電波】な結社員。「御壷様」と称して怪しげな壷を村人に高値で売りつけようとする詐欺師。 流れ者 ギルバート 村人 生存 id tango ■ ニーナの彼氏で、壷代を肩代わりしている。 牧師 ルーサー 結社員 生存 id maki ■ シャーロットの相方として、「御壷様」を教会に侵食させ、十字架と賛美歌をのっとった。 見習いメイド ネリー 守護者 死亡 id moon ■ 「御壷様」には目もくれずに、淡々と狼を探した守護者。 見習い看護婦 ニーナ 占い師 生存 id active ■ 「御壷様」の被害者1号。 農夫 グレン 霊能者 死亡 id Lawyer ■ 1日目で霊確定するも、シャーロットにまとめ役をあっという間におろされる。雷の被害者。 酒場の主人 フレディ 狂人 死亡 id dangan ■ 占い対象にふさわしいワインをルーレットで決めた偽占い師。一度オカマになりかけるも、踏みとどまった。 主な出来事 2日目 ●修道女 ステラ(村人) 3日目 ▼未亡人 オードリー(村人) ●のんだくれ ケネス(人狼) ■酒場の主人 フレディ(狂人) ◆農夫 グレン(霊能者) 4日目 ▼のんだくれ ケネス(人狼) ●見習いメイド ネリー(守護者) ■見習いメイド ネリー(守護者) ◆村長の娘 シャーロット(結社員) 5日目 ▼冒険家 ナサニエル(人狼) ●書生 ハーヴェイ(人狼) ■農夫 グレン(霊能者) 6日目 ▼書生 ハーヴェイ(人狼) ●村長の娘 シャーロット(結社員) (▼:処刑 ●:占い ■:襲撃 ◆:護衛 ★:呪殺 ◎:突然死) MVP MVP 敢闘賞 技能賞 RP賞 コメント ナサーーーーー!なんておいしいキャラなんだ(笑)/これが言いたくて作った。あとは頼んだ。おつかれー -- ギル@tango わーいわーい村ページ!セシリアさんありがとうございます☆ -- ステラ ほんとナサニエルさんハリセンで叩きたい☆ -- ステラ あと最後のノーマンさんとケネスさんの愛情こもったアクトは何なのよぉおーーー。ときめきました。とにかく皆さん乙彼様でした☆ -- ステラ ケネスは何で居ない奴は殴りたくないみたいなこと言いつつ私を……てかナサ君ーーーーー!! 何あの美味しいトコ取り。 -- シャーロット いや、丁度良いタイミングだったな(笑) -- ナサニエル@hanada あれ?いつの間に村ページができてる・・・ -- vanias@セシリア 今頃コレに気づいてしまった・・・・ -- ノーマン さて、独断と偏見でキャラクター紹介作ったけど、載せる? -- Vanias@セシリア セシリアぷりーず! -- ノーマン オードリーの村になってる・・・! -- ノーマン 皆さんお疲れ様でした。いつか再戦できたらいいですねぇ・・・ -- ノーマン 独断と偏見に満ちたキャラ紹介作りました。間違いあったら直しておいてください。 -- vanias@セシリア それにしても、ヤスラカニネムレール君を入れる場所が見つからなかったのは残念・・・ キャラクター相関図と各賞補完よろしくー -- vanias@セシリア お疲れ様♪内容紹介もありがとね☆ -- BANG49@オードリー セシリアからお知らせを受けて見に来たのだけど……百合百合で電波って誰のことかしら。え? 私? 私は霊感美少女ときっちりはっきりすっきり言ったはずなので私のはずがなくてよ、マサカ。それに私は詐欺師ではなくて皆を救いに遣わされた稲荷大権現の使者なの。あ、セシリア、色々と間違ってはいるけど編集GJよ。しかし「妖魔の休日」って……内容が……。 -- シャーロット 名前 コメント 話題が活発になるようなら、「人狼ファンBBS」の「エピローグ後ロビースレ」に移動しよう! http //jbbs.livedoor.jp/game/18283/ 前ページ次ページ審問同村会
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【入手カード】 ウィッジ ココ=マナ セシリア デニス ロジーナ 任務6-1(6マップ) 消費行動力4 【出現モンスター】 属性 名前 HP 報酬 水 ケルピー 26429 ・クラン880 風 【BOSS】グリフォン 34000 ・クラン800 任務6-2(7マップ) 消費行動力4 【出現モンスター】 属性 名前 HP 報酬 風 グリフォン 24286 ・クラン880 火 【BOSS】リザードマン 42000 ・クラン2400 任務6-3(7マップ) 消費行動力4 【出現モンスター】 属性 名前 HP 報酬 水 ケンタウロス 32143 ・クラン760 火 【BOSS】ワーウルフ 57000 ・クラン2,700 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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サウジアラビア ■ 人権団体:サウジアラビアの人権蹂躙問題は改善されてない 「ROCKWAY EXPRESS(2013.10.23)」より / 一昨日の記事「シリア大使:サウジのバンダル王子がアルカイダの実際のリーダー」の記事の中で、「スレマン大使は、『サウジアラビアはシリアに対して民主主義や自由について教訓を垂れる立場にない』と語った」とあるように、世界で民主主義から一番遅れている国の一つが、サウジアラビアである。 湾岸アラブ諸国は皆似たような独裁国家が多いが、このサウジアラビアはその独裁制に更にスンニー派の聖地としての意味もあるから、イスラム教の戒律の厳しさでも知られている。特に女性達が1000年前と同じ扱いを受けている。 このようなサウジアラビアの前近代性は人権侵害という形で現れていて、国際的人権団体が国連にサウジアラビアの人権侵害が少しも改善されていないとこの国を指弾している。 このような前近代的独裁国家と手を組んで、世界の民主主義の旗頭のようなつもりのアメリカが、少なくとも中東では民主主義的政体であるシリアを指して、独裁国家だから、民主主義を標榜する反政府武装勢力を支援する、ということは、矛盾以外の何物でもない。そのようなことをする自分達を惨めで愚かな存在と内心では自分でも思っているのであろうが、理性より欲望の方が強いから仕方ない、とこれも内心思っているのであろう。 アラブの春は、このようなサウジアラビアやその他の湾岸アラブ諸国で間違いなく起きるようになっている。それは今の彼等のあり方は根本的に人間性を否定する内容だからだ。だから、間違いなくその体制は崩壊していくし、順次王制から少なくとも立憲君主制に、そして、恐らくは革命的運動で、民主政体へと変貌する事になるだろう。 (※ 以下翻訳記事はブログ本文で) .